SOブリン ・ガットランドに訊くー次節はワイルドナイツ「相手を痛めつけて削っていくか」 | ラグビージャパン365

SOブリン ・ガットランドに訊くー次節はワイルドナイツ「相手を痛めつけて削っていくか」

2024/03/12

文●編集部


コベルコ神戸スティーラーズはペナルティの数が19と規律のところで苦しんだ。それでもダイナボアーズに勝利し4位をキープした。第10節は開幕から負けなしの9連勝の埼玉ワイルドナイツとの大一番を迎える、ここ最近の試合ではランで仕掛けてスコアにつなげる場面を見せ、チームにフィットしてきたSOブリン ・ガットランドにダイナボアーズ戦の振り返りと次節対戦するワイルドナイツにどう挑むか話を聞いた。

コベルコ神戸スティーラーズ SOブリン ・ガットランド



自分たちにフォーカスしてボールを持ってしっかり取りきってプラン通りに出来たと思います。時間によっては相手にボールを渡してしまったり、そこは主に規律が原因だったと思います。今日はペナルティが多く、ああいうような試合展開になってしまいそこで少しつまずいてしまったシーンはありましたけど、今日は1日しっかり取り組もうというキーポイントは持っていました。



速い球出しをしてもらえているので、自分自身も仕掛けていくスペースができて次に繋げることが出来ていると思います。オフロードパスを放るかどうかの判断についても、チームが前に出すことができるかを頭に入れてプレーをしていました。


(キックパスについて)周りを見て状況を見極めて判断した結果、キックパスを使えるかなと思っていました。もちろんコールもあって、ゲームプランというよりはその場でしっかり良い判断ができたと思います。



自陣でのキックパスはもちろんリスクもありますが、チャンスをつかみ取りたいときに掴んでおかないと2度と訪れない可能性がある。そういうときこそ、自分たちのスキルをしっかり100%実行できるかというかも求められていると思っています。

自陣からガットランドのキックパスを受けた松永貫汰が突破、山中亮平とのコンビで一気に敵陣に前進し今村のトライつながった

自陣からガットランドのキックパスを受けた松永貫汰が突破、山中亮平とのコンビで一気に敵陣に前進し今村のトライつながった


(トップ4をキープして次節で戦うワイルドナイツに向けて)まずは今日のゲームで課題となった規律の部分。これだけペナルティを与えてしまうとどうしても勝ち切ることができない。昨日行われた、ワイルドナイツとブレイブルーパスの試合からの学びでもありますが、我々としてはしっかりディフェンスできるチームだと思っているので、そこが一つ大きなキーポイントかなと思っています。



しっかり規律を守って、守りを固めて、ゲームプランをやりきること、僕らは得点することに関しては、能力を持っていると思っています。だからこそ、やっぱりディフェンス、規律というところをレベルアップするべきところだと思っています。

(ワイルドナイツのディフェンスは強固ですが、どんなアタックを?)確かに厳しい戦いになると思っています。本当にアームレスリングのような、ジリジリ削り合う戦いになると思います。そういう面白いチャレンジの中で僕らもやるべきことをやること。



規律は意識することもそうですし、言い方は悪いですけど、どれだけ『相手を痛めつけることができるか』。そういうマインドセットを持たないと、前に出ることができないと思う。いかに相手をどんどん痛めつけて削っていけるか、お互いにそうなる。そういう厳しい戦いになると思うし楽しみでもあるね。

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